営業職の年収について

  • フルコミッション、つまり完全歩合の営業職の年収は、頑張っている人であれば比較的、高いように思います。ただしそれが営業売上だとしたら、そこから経費を差し引いて確定申告を行い、所得を算出します。そして、売れる営業マンと売れない営業マンでは、年収に大きな開きがあります。

    例えば毎月の給与体系が、固定給30万円+歩合給であれば、頑張るほど大きな給料になりますが、固定給が少なくなります。歩合給部分が多い会社は、営業成績が良い時はいいですが、そうでない時が辛いので、仮にたまたま大きな仕事が取れて大きな収入であっても、少ない時期が長く続くと、平均してみると少なくなることも多いです。

    よく、求人情報誌などで営業マンの給料や年収が公開されているところがありますが、これは、ごく一部のトップセールスマンの給料や年収を公開しているだけのことも多く、頑張れば、といった「たら」「れば」の場合があります。必ずしも、あなたがそれだけの収入を得られるかどうかわかりません。

    誰でも頑張れば、同じぐらいの給料や年収を得ることが可能かもしれませんが、どの業界を見ても売れる営業マンというのは、全体の2割程度で、残りの8割は普通でしょうか。

    ルート営業などは、決まった法人客や個人顧客を訪問するだけですので、大きな収入を期待することはできませんが、不動産営業(賃貸管理業務ではなく、戸建てやマンションの分譲販売)や生命保険の営業であれば大きく稼ぐことも可能性としてあります。



    給料の高い仕事というのは、魅力的に感じますが…



    正社員として働く場合、長く続けられる仕事を選ぶことの方が大事ですので、給料面だけに目を奪われないようにしましょう。営業職のメリットは、物が売れるようになると、頑張れば頑張るほど確実に給料がアップ、自分の頑張りが給与に即反映されるため、モチベーションも上がります。

    月給手取り10万円の事務職から心機一転奮起して営業職に転職し、初月の給料は100万円以上、という話もよくあることです。が、しかし二ヵ月目三ヵ月目が収入ゼロ、という話もよく聞く話。

    営業職に転職すると、学歴や年齢に関係なく月収30~50万円ぐらいの収入を得ることも可能ですし、場合によっては、年収で1000万円以上稼ぐ事も可能です。

    ほかには、営業職で結果を出すと、自分の営業ノウハウをまとめて本を出版したり、セミナーを開いたりコンサルティング的な仕事もできるようになりますので選択肢が広がります。



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