営業職の求人について

  • 求人誌をみてみると、営業職の求人はいつも、かなりの量が出稿されています。その理由にはいろいろあると思いますが、毎月のように辞めていく人も多いから、というのが最大の理由でしょう。

    会社としては辞めていく営業職の人員を補充する必要があります。また会社にとって業務拡大には、営業職の人員を増やすことが一番ですからね。

    営業職は給与面など待遇面が他業種と比較してみると魅力的なので、そこに惹かれてその仕事に就く人は多い。でも、実際やってみるとなかなか大変。

    たいていの場合、求人広告の甘い言葉のようにはカンタンにラクして稼げるものではありません

    それが、営業職募集の求人広告がいつも大量に出稿される理由です。



    では、求人広告には嘘が書いてあるの?


    仮に嘘が書いてあったとしましょう。

    しかし、採用者的意見としては、あなたも面接という名目でその会社を訪れ、実際に見てきたのですよね。そして就労の契約をするということは、ゲームで例えていうならそのルールを確認し、実際にそのルールをあなたも納得し、「頑張ります!」といって、その職につくわけですよね。

    採用者側の心象としては、就職希望者には、
    頑張ります!と口では言うけども、入社後、実際に頑張らない嘘つきが、
    いかにラクしてお金をもらおうか、と考えている怠け者が、
    やらないための言い訳ばかり並べ立て、人のせいにして自分の非を認めない人が、
    実際のところ多すぎる、わけで、

    もしかして求人広告なんて、そんなもの。嘘つきはお互いさま?

    乱暴な表現で申し訳ないですが、そのように求人広告出稿側も割り切って考えていなくもない節もあります。求人広告の文言は、本当に欲しい人材を採用側も正直には書きずらい一面もあるのです。雇用均等を謳う法律により、企業は性別や年齢で採用を差別できません。そのため、求人広告文言は当たり障りのない無難な文言でしか、ハローワークにしても求人誌にしても出稿できない事情もあります。

    なので、その辺りは割り切って諦めて考えたほうが、現実的なところでしょう。またもし仮に、正直で嘘の無い広告だとしても、その広告を見る人の見かた次第でいくらでも解釈は変わるものです。

    努力次第で毎月〇〇円も夢ではない!


    この表現におそらく嘘はありません。

    問題は、この「努力」というのは、何をどれだけ行動すれば「努力」といっていいのかの「基準」は、人によって全く違うということ。

    例えば、

    A.もともと労働意欲の低い、子供のころから甘やかされて育てられて、自分では何一つまともにやり遂げたことのない引きこもりで、就職したことはあるが長続きせず、親のスネをかじって生活しているフリーターが考える「努力」

    B.まだ幼い子供を養うために、会社に言われなくても毎日自ら30件の訪問アポを自分に課し、さらにもっと稼げるならもっと努力に報いてくれる会社に転職したいと意欲満々の人の考える「努力」

    上記AとBでは、同じ「努力」という言葉でも内容は全く違うものでしょう。

    そして、募集広告を出稿する企業側が考える「努力」という言葉の意味は、どちらかというと、Aではなく、Bに近いでしょうね。一方、広告を見る応募者側が考える努力は、この例ほど極端ではないでしょうが、Aに近いことでしょう。

    努力というあいまいな言葉で判断するのではなく、もっと具体的に、
    「何を」「どれだけ」行動すれば、自分の希望する収入になるのか、
    就職面接時に、担当者に確認できるなら、お互いの誤解も少ないと思います。



    他社よりも給料が高い会社


    営業職の求人について見ていると、毎月、求人が出ている会社があります。こういう営業会社に限って、ほかの営業会社より給料が高かったりします。しかし、毎月、同じように求人が出ているとしたら、離職率が高いことも、併せて考えてみなければいけません。

    そして、離職率が高い理由には、ノルマが厳しいなどの理由があると思います。常に求人広告が出ている会社は、根性営業を強いている恐れがあります。
    根性営業とは、名前の通りの営業方法ですが、この方法には意味がありません。

    「売れるまで帰ってくるなぁ~!」という感じの営業方法が根性営業ですが、
    もちろん、営業において粘りや根気というのは必要ですが、今の時代は工夫も必要です。

    残念なことに営業を教えることができる上司や会社というのは、非常に少ないので、そうなってしまうケースもあります。正確には、自分がわからないので教えることができないと言った方が正しいかもしれませんけどね。

    たまに、求人広告に「営業ノルマはありません」と書かれているところがありますが、営業職の場合、販売することが全てですので、冷静に考えると意味不明なコメントにとれます。



    学校であれば、一生懸命取り組んでいると「良く頑張りました。」と褒めてもらえますが、社会では、一生懸命頑張ることは当たり前、結果や成果を求められます。だって、給料をいただくのですからね。

    そして会社の場合、売れると上司や社長に可愛がってもらえますが、売れないと上司や社長から冷たい対応をされることがありますが、これはどこの会社でも同じですね。売り上げ成績を伸ばしている社員は、会社にそれだけ貢献されるので、売った分だけ自分の給料が増えるのはもちろん、会社としても優遇してくれるというものです。


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